メモ書き

『長雨の流れにそって』

鋭い雨に貫かれて
疲れた小屋の隅でひっそりと。

虫の息……。
夢みたいに変化のないあなたの表情

色を失くした刻。

時を刻むアナログの音が
あなたを攫う悪魔の足音のよで震える

あの日からずっと
ぼくも雨に濡れている
不安に肩をたたかれて
また理性が崩れる。

「泣くな! 」

あなたの強くて優しい声色をソラに聞いた。

このまま澄んで
得体の知れない精神の世界へさらわれてしまえばもう、悲しくはないかな?

あなたに守られた命を
抱き寄せられない力無き腕____

それでもあなたは
心の中に住むあなたの偉大な影は
優しく微笑みながら首を縦に振ってくれるのでしょうね。

fin.



エメロットとシルヴァのお話でした。

▽エメロット視点

じゅんな印。

たわごとと擬人カレシのブログ『腐』

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